髪・まつげ・眉毛の再生記録|顔認証が使えなくなった日
髪の毛・まつげ・眉毛の再生のお話
抗がん剤治療がスタートしてすぐ、ほぼすべての髪が抜けて(リンク:脱毛の記事)、ウィッグのスターターキットに加えて、ケア帽子をあれこれ買って試してみたりと、試行錯誤で過ごしてきました。
今日は、その後の髪の毛やまつげ、眉毛の再生について記録してみます。
「髪がなくても大丈夫」と思っていたけれど
がん告知以降、登壇などの表に出る仕事はほぼ全てキャンセルさせてもらいました(急な依頼にもかかわらず代行してくれた先生方に感謝!)。
仕事もPCに向かっての軽度な事務作業のみ。もともとテレワークで在宅が多かったこともあり、あまり外見を気にせず病人ライフを過ごせるかなと思っていました。
もともとおしゃれ感度の高くないまめはな。髪がなくたって、それなりに過ごせるんじゃないかと思っていたのですが...
産毛の兆しと、新たなショック
ddEC治療が終わってドセタキセル治療がスタートすると、なんとなく産毛が生えてきたような?
でも、また抜けてしまうかもしれないし、過信は禁物!なんて思っていました。
ところが、頭髪が生えてきた代わりに?ドセタキセルで抜けてしまったのが、まつげ・眉毛。
髪の毛がないことに加えて、このショックはかなり大きく...
眉毛がないって、こんなに困るものなのね
眉毛は「描けばいい」、そう思っていたのですが、ツルツルのところに描こうと思っても、おでこに落書きしているような感じ。位置も定まらないし、せっかく描いてもすぐに消えてしまいます(涙)
そして、決定的だったのが入院中の出来事。
ベッドでノートPCを広げると、いつもの顔認証が使えないのです。
「PCの調子が悪いのかな?」「いつもと環境が違うから?」なんて思っていましたが、実は眉毛がないから人相が違って、本人と認識されないという状態でした。
自分のPCが自分と認識してくれない(涙)
冗談のような笑えるシチュエーションですが、これはけっこうショックでした。
子どもたちにも心配をかけて
子どもたち、特に末っ子のにゃーちゃんには「ママ、怒ってるの?」とよく訊かれました。
全然そんなつもりじゃないんですが、髪の毛も眉毛もないから、ひどく「いかつい」雰囲気になってしまっていたのです。
これには参りました...
少しずつ再生してきた現在
そんな髪の毛・眉毛ですが、退院後1ヶ月が経った現在の状況は:
髪の毛 ほわほわの細い毛が2〜3cmほど全体に生えてきて、昔の?!高校球児くらいにはなってきました。
眉毛 2週間前くらいから「位置も決まりやすいし、消えにくい」「アイブロウが載りやすい」状態になったことを実感。今では何も描かなくても眉毛とわかるくらいに元に戻りました。
まつげ まだまだ再生中ですが、よーーーく見ると、1mmに満たないくらいのちーーーさい産毛が出現している、ような気がしています!!
改めて感じる、「普通」のありがたさ
顔認証が使えることも、子どもに「怒ってる?」と訊かれないことも、当たり前だと思っていました。
でも、それらすべてが実は「普通に眉毛がある」おかげだったんですね。
髪の毛やまつげ、眉毛の再生を通じて、改めて日常の小さな「普通」のありがたさを実感しています。
完全に元通りになるまでには、まだまだ時間がかかりそうですが、少しずつ変化していく様子を観察するのも、案外楽しいものです。
次回は、新しいウィッグを購入した話について書いてみる予定です。